ゲーム好きキャバ嬢のオタ活日記

社会不適合者ですが毎日幸せです。

TRPG「とある幸せな家族の話」

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ママ役でプレイさせていただきました。

 

これはある仲良し家族のお話です。家族であることや大体の年齢などはGMゲームマスター)さんから提示されていましたがある程度自由にキャラクターを設定することが出来ました。

 

私たち夫婦はネットゲームで知り合って結婚した夫婦で、2人の子供がいる。ママは昔不登校気味だったことからネトゲにハマりパパと知り合って若いうちに子供を産み結婚したということにして、夫や家族に対して依存的な性格。

 

ということにしてゲームをスタートしました。

 

作者さんはこちらの方です↓

santonana.booth.pm

 

 

ここから先はネタバレ感想です。

未プレイの方は絶対に読まないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私たち家族はまず、水族館に遊びに行きました。貰ったチケットがみんな違う柄で、息子が大好きなペンギンの柄のチケットを欲しがったから、息子の持っていたダイオウグソクムシのチケットと交換してあげるととっても可愛い笑顔を見せてくれたのが印象的でした。

 

その後は娘息子と別れ、夫と水族館で久しぶりの2人きりの時間を過ごしました。娘が気を遣って2人きりにしてくれたのがママには分かりました。

 

ご飯の時間になると水族館オタクの娘が急に早口になりながら水族館の豆知識を披露しみんなを和ませてくれました。私はラムチョップを食べました。家族それぞれが食べたいものを頼んで楽しく食事をしました。(メニューはサイコロで決定しました)

 

最後に水族館のお土産コーナーでそれぞれ好きなものを買いました。パパは玄関に飾るためのガラスの置物。娘は弟とお揃いのキーホルダーやマグカップ。私は息子がチケットをくれた思い出のダイオウグソクムシぬいぐるみを買って貰って車にもどりました。

 

ここまでプレイした中身(プレイヤー自身)は

 

(なんだこのゲーム、何にも起きない・・・ただ幸せな日常を過ごしているだけなんだが)

 

と思っていました。

 

しかし、その日の夕焼けは雲の様子がなんだかおかしくて、幸せな家族たちは不穏な気持ちになります。

 

(ちょっとずつ不穏な空気を感じているのに何も起きない。なんだろう。という不安、これから何が起こるんだろうというドキドキ感を覚えました。まぁゲームになってる以上何も起きないわけはないとメタ的に分かっているのにただ日常ロールをしているだけっていうのがもうすでに焦らされているような感覚があり、内心は大興奮しています)

 

家につくとすぐ自由時間になり、探索が自由に出来るということをGMが伝えてくれます。探索といっても特に何も起きていないので日常を過ごすだけなのですが。

 

(ママは綺麗好きだから最初にお風呂に入るかな?と思ってなんとなくお風呂を選択しました)

 

お風呂に入ったママは湯船に浸かると意識を失ってしまい、いきなり火に包まれたような夢を見ました。なんだったんだろう・・・。今の感覚。何に襲われるんだろうと思って家族にそれを話すと、みんなが心配してくれて。よかった。みんなには何にも起きなかったんだ。と安堵します。

 

翌朝、朝ご飯を食べたママは書斎に向かいます。

 

(図書館技能をたくさん振っていたので、ここで面白い情報を得られるかなと中身が思ったからです)

 

そこで「魂をガラスの箱庭に閉じ込める」ことについての本を見つけました。オカルト大好きなママはリビングにそれを持っていってみんなに自慢します(これは本当は隠しておかなきゃいけないやつだったらしい)

 

その後キッチンに向かいます。そこで、そういえば昔揚げ物を作っていた時に火事になりそうになって、それからというもの揚げ物を作る時は家族みんなでいる時にするという決まりを作ったことを思い出します。

 

(ここで中身は、ははーん。これから火事でも起こるのかな?と、今思えば呑気なことを考えていました)

 

また、台所で包丁を見つけたので武器になるから持っていこうと思いサイコロで「隠す」を振ったのですが失敗してしまい置いていくことに。ぴえん。

 

リビングに帰ると家族たちがそれぞれ何をしていたかなど話しながら食事の時間です。テレビをつけると放火魔のニュースが放映されていました。ここでママは

 

「明日ミニ消化器か何か防災グッズを買いに行きましょうか」

 

と提案します。

 

(中身的にはこの時点で火事が起こるんだろうなと予想しているので何かアイテムを仕入れられないかなと思っていました)

 

その後。娘が倉庫にペンタブの芯を探しに行きたいというので、一緒に行くことにします。

 

しかし、ここで秘匿情報が私にだけ届きました「あなたはそこに1人で来なければいけません。そうしないと家族が死んでしまうかもしれないとあなたは思っています。なので一旦倉庫が開かなかったと嘘をつくなどしてあとで1人で開けにきましょう」

 

ママはそこで娘に「そういえば洗濯物がまだだったからお願いしていいかな?ママが1人で倉庫を探すから」とお願いして倉庫を1人で開けます。

 

(お、ついに何か起こるのか?この中に何かあるのかな?)

 

と期待したにも関わらず。ママは倉庫の中を見ることが出来ず。出てきた時にはちゃーんとペンタブの芯を持っていて、でも中の記憶は全くなくそして「支配の呪文」を覚えました。え?何それ?ん?呪文?支配?何かこれから使うのかな?

 

ここでGMから説明が入ります。どうやら「おやすみ」の呪文で家族を眠らせることが出来るのだと。そして「おやすみ」の呪文を成功させれば家族を永遠に箱庭の中に閉じ込める事が出来ると。

 

なんじゃそりゃあああああ!

 

と思って質問を重ねると

 

どうやら、私たち家族は小さなガラスの箱庭に閉じ込められているらしい。そして閉じ込めているのはママ。


しかし、なぜ閉じ込めたかというと現実世界の方で何やら家族が死にかけてしまうような事態が発生し、家族を救うためにこの世界に閉じ込めたのだとか。この箱庭の世界に閉じ込めておけばこのまま幸せに暮らせるが、現実世界に戻すとみんなが死んでしまうかもしれないというのだ。

 

ええええええ、そしたら怪しまれないよう全員確実に「おやすみ」していかなければ!

 

その後私はもう一度キッチンに戻り包丁を隠し持っていこうとするのですがまた「隠す」を失敗してしまったのでもうそのまま持っていくことにしました。

 

リビングに戻ると家族団欒の時間になっていました。息子は庭で昔埋めた宝物を掘り起こしてきました。と。そして、「空中浮遊の呪文」が使えるようになったと報告してくれました。息子、この短期間で成長したんだね。えらいえらい。

 

パパは公園でお散歩をしたり自室にいたりしたようです。娘は洗濯物を済ませており、ペンタブの芯を渡してあげましたが何故か娘は金属バッドを持っています


「そんなもの持っていたら危ないでしょう。おいてきなさい」


と。娘を叱りました。しかし、ママは包丁を持っています。危ないぞとパパに取り上げられてしまいました。ぴえん。

 

それから私は手筈通りパパと子供達に「おやすみ」の呪文を使います。ここで眠らせてしまって、箱庭の中に一生閉じ込めることが出来ればママにとって最高のハッピーエンドですからね!

 

すると、パパの力が抜けて動けなくなくなりました。その場で!

 

(え、部屋に行って安らかに眠るんじゃないの?ここで寝られたら私が呪文かけたのバレバレやん!)

 

そう思ったママは夫に肩を貸し「大丈夫?あなた」などという白々しいセリフを吐きながらパパの部屋に連れて行くことにしました。娘息子は当然心配してついてきます。まぁそうなるよね。

 

パパを強制的に寝かしつけることになんとか成功し、息子も眠らせ、娘も!と思っていると娘の説得ダイスが成功してしまいやめるように説得されてしまいました。ぴえん。

 

バレてしまっては仕方がない。と、ママは家族に正直に全てのことを話しました。すると全員、唖然とした様子でいました。

 

「ね、だからこのまま家族で幸せに箱庭の中で暮らしましょう」

 

ママは家族を愛しています。だから家族を現実世界に戻して死なせたくはない。死なせたくはないのです。しかしパパは反対します。

 

「箱庭から脱出しよう」

「それでは家族が死んでしまう」

 

目の前で夫婦喧嘩が始まってしまうことになって娘も息子も唖然。その時パパが倉庫の中を見れば何か分かるかもと提案。ママは3人で倉庫の中を見てきていいと言いました。倉庫の中は現実世界とはかけ離れた異世界のようなところに繋がっていて、変なおっさんがいたらしい。なんだそいつ。

 

そこからまた家族会議が始まってしまう。

 

ママとしてはこの箱庭にずっといたい。現実世界に戻って家族のうち誰か1人でも欠けてしまうくらいなら、このまま箱庭の世界で自分の命尽きるまでここにいたい。

 

パパとしては箱庭から出たい。きっとみんなで助かる方法があるし、このままでは息子も娘も将来がないじゃないか。大丈夫だ、君と家族は僕が守ると

 

娘としては最初はここにいてもいいかもと思ったけど、永遠にここにいるのは嫌だしやっぱり偽物の世界なんだからそんなのはママの自己満足だ。家族ごっこじゃないか。と

 

息子としてはどんな形であっても家族みんなが幸せでいられるならそれが1番いいから箱庭にいてもいい。と

 

ここで家族喧嘩が起きてしまっている以上、もう箱庭の中の世界でも幸せで居られない。1番怖いのはこのまま家族の仲が引き裂かれてしまうことだ。そう思ってもママとしては家族を危険に晒す現実世界に戻る決心が出来ずにいた。

 

(中身的にはここで易々とじゃあ私も箱庭から出るわなんて流されてしまったら面白くないし、何より私の中のママは絶対に出たくないといっている。何よりお互いを想っている上での家族喧嘩ごっこたのしーーーーい!ひぇえええええええやぁあああ!)

 

しかし、パパと娘の説得によりママは渋々箱庭から出る決意をする。

 

どうして2人は死んでしまうかもしれない外の世界に出たいというのだろう。一緒に箱庭に残ってくれないのだろう。その想いからママは

 

「私の愛した家族は変わってしまったのかもしれないわ」

 

と、呟いた。すると箱庭から出る直前にパパがこっそりママにだけ

 

「君の愛した家族は変わらないよ」

 

と囁き、ママもパパに

 

「・・・あなたの事を信じているわ」

 

と返しました(この発言は娘息子には内緒チャットです。シビれるうううううううう!)イケメンすぎない?

 

ママのヤンデレ遺伝子を継いだ息子がそっとそんなママに寄り添ってくれてたのも印象的です。9歳にしてしっかり空気を読んでくれていました。(中身は成人女性です

 

そして娘、最初はママの意見に賛成しているのに後でやっぱり出たいと考え直すところがこの短期間での成長を感じて、ママ、それじゃダメなんだよ!と強くメッセージをくれて気持ちが盛り上がりましたね。

 

そして、箱庭から出ると。火事の現場にいました。やっぱり家は火事になってたんですね。ある程度予想はしていたけど現実世界がどうなってたかのちゃんとした情報はなかったので。

 

ママが目を覚ました時、娘息子パパは意識をまだ失っていて私はGMと2人きりになり逃げる方法の説明を受けました。

 

逃げるまでに2ターンしかない。逃げる以外の行動をしようとするとその前に窒息するかどうかのサイコロ判定があり、ママはそれに失敗してもHPがまだ残っているので失敗しても意識を失うことはないが娘息子はHP3しかないので再び意識を失う可能性が高い。パパは瓦礫で足を挟まれて動けず、瓦礫はママの力では動かせないし今起きているのはママだけだから協力は出来ない。

 

えぇえええええ?絶望的すぎない?

 

とりあえず2ターン目は逃げるを選択するとして、1ターン目は空中浮遊の技能を持っている息子に応急処置をするしかない!この時の為ゴリゴリに応急処置の技能を振ってるので任せとけと言いながら応急処置。まず、窒息するかどうかのサイコロ判定。

 

失敗です

 

ダメージを受けますがママはHPまだ残っているので気絶しません。そしてここからの応急処置!

 

失敗です

 

あーーーーー。

これは終わったわ。

すると次の手順で起きてきた息子くん。私が受けた説明と同じ説明を受け、自分が逃げる以外の行動をすると窒息ダイスで気絶するかもしれない。2ターン目の時点で逃げるを選択出来なければ死ぬ。しかし

 

「僕がすることは決まっています」

 

そう言ってパパの足を捕らえている瓦礫を空中浮遊の呪文でどかせることに。まず窒息するかどうかのサイコロ判定。

 

成功です

 

うおーーーーーーー!これだけでもすごい。そして空中浮遊のサイコロ判定。

 

成功です

 

えらい、偉すぎるーーーーーーー!将来有望!

 

次に起きてきた娘。ママと弟とパパの安全を確認し、逃げることに成功です。そして最後に起きてきたお寝坊さんのパパ。

 

箱庭を出る前、家族を守ると言いながら導いてくれたしっかり者のパパ。起きてからGMの説明を聞きます。

 

逃げるまでに2ターンしかない。逃げる以外の行動をしようとするとその前に窒息するかどうかのサイコロ判定があり、ママはそれに失敗してもHPがまだ残っているので失敗しても意識を失うことはないが娘息子はHP3しかないので再び意識を失う可能性が高い。パパは瓦礫で足を挟まれて動けず、瓦礫はママの力では動かせないし今起きているのはママだけだから協力は出来なかったんだけど

ママはHPがまだ残っているので動ける状態。息子が窒息判定に成功したので意識があり、娘はそれを確認して逃げることに成功していて、あなたの足の瓦礫は息子の空中浮遊によって浮いています。どうしますか?

 

パパ「あ、・・あの、逃げます」

 

この説明をしている時点でもうめちゃくちゃ笑ってしまった。家族助ける気満々で起きてきたパパ。本当にすることない。あんなにかっこいい台詞を吐いたのに。

 

何はともあれ全員生還!後で聞いたのですが全員生還率30%だったらしいです。まぁ実際すっごく危なかったから。あぁ、よかった。楽しかった。本当にありがとうございました。

 

しっかり成人女性の4人で本気で家族ごっこをするのがこんなにも楽しいとは!GMさんめちゃくちゃ頑張ってくれて、最高の思い出になりました!!!!